サイト公開準備①「レンタルサーバー」とは? [初心者向け]解説と選び方

レンタルサーバーとは解説と選び方 Webデザイン

インターネット上にサイトを公開するために必要なものは「サーバー」と「ドメイン」と「FTPソフト」です。この記事では初心者向けに「サーバー(レンタルサーバー)」について説明します。

サイト公開の流れは3ステップ

サイト公開の流れはこのような感じです。前もって準備があります。

1.レンタルサーバーの契約【←この話】
2.ドメインの取得(別の記事)
3.FTPソフトでサイトのデータをサーバーにアップロード(別の記事)

ホームページの公開にはまずサーバーとドメインが必要

ポートフォリオサイトを作った後、サイトを公開するには何が必要なんですか?

ごん先生
ごん先生

まずは「サーバー」「ドメイン」が必要だよ。その後にFTPソフトを使ってWeb上にデータをアップロードするんだ。まず簡単に「サーバー」について説明するね。

サーバーとは

サーバー(Server=「提供する」の意味)とは、データを保管・共有するための大容量のデータを処理できるパソコンのことです。

サーバーの仕組み図

サーバーの役割

サーバーの役割には、以下のようなものがあります。

サーバーの役割
・データを保管する役割
・リクエスト(要求)に対して、サーバーに保管されている情報を探して送る役割。
・リクエストに対し要求された形に情報を加工するなどの役割(入力フォームの表示など)

サーバーを自分で用意することもできるのですが、高額な費用とかなりの手間(24時間体制の管理、メンテナンスなど)がかかるのでレンタルサーバーを利用している人が多いです。

レンタルサーバーを契約しよう

レンタルサーバーとは?

辞書によるとレンタルサーバーとは「ホスティングサービスで提供されるサーバー」という意味です。別名「ホスティングサービス」「サーバホスティング」とも呼ばれています。

ホスティング‐サービス【hosting service】
電子メール、ウェブサイト、ブログなどでインターネットを利用する法人・個人に、サーバーを提供するサービス。

goo辞書 
ごん先生
ごん先生

僕たちから見ると、サーバーを借りられるサービスってことです。

レンタルサーバーには無料と有料がありますよね。どんな違いがあるのかな?

無料サーバーと有料サーバー

無料サーバーのメリットとデメリット

無料サーバーのメリット
・費用が無料
一時的に公開させたいときに気軽に使える
・後から有料プランに変更できるサービスもある

×無料サーバーのデメリット×
・自動で広告が表示されてしまうことが多い(サービス提供企業の利益のため)
容量が少なく足りない場合がある
商業利用できない場合がある(企業のほか、個人のブログなども含む)
・導入後のアフターサポートが乏しい場合がある
・突然サービスが終了してしまう可能性がある(データが消去されると努力が水の泡に)

有料サーバーのメリットとデメリット

有料サーバーのメリット
表示スピードが速く安定して使える
商用利用が可能(法人・個人)
・サーバーの容量が多いのでページや画像・動画などが増えてもOK
サポートが充実しているので初心者でも使いやすい
サーバーの引越しができる
セキュリティサービスもしっかりしている

×有料サーバーのデメリット×
・費用がかかる
・契約期間によっては無駄に費用がかかることもある
(3年契約したけど1年しか使わなかったなど)

有料サーバーはお金がかかるだけあってメリットが多いですね〜。

ごん先生
ごん先生

そうだね。無料サーバーが気になった人はネット検索で調べてみてね。

レンタルサーバーの選び方

レンタルサーバーについて調べたけど、いろんなサービスがあってわからない!

ごん先生
ごん先生

だよね〜。選び方にも3つのポイントがあるんだ。

①用途に適した「容量」のコースを選ぶ

容量が多いほど金額が高くなるので、用途に適した容量のコースで選ぶことが大切です。容量には保存できるデータ量のほか1日あたりのデータ転送量なども重要です。

例)個人のブログやホームページ→それほど容量は多くなくてOK。
→動画をたくさんアップする場合は少し大きめの容量が必要。
例)多数のアクセスが予想される大規模サイト・複数のサイトを公開→容量が大きいコースを選択。

【転送量の目安】
一般的なWebサイトのファイルサイズの目安
「1ページあたり平均1MB ~ 3MB」

それに見られたページ数(pv数)をかけると転送量の計算ができます。
1ヶ月に1万pv見られるとすると、3MB×10,000(pv)=30,000MB(30GB)。余裕を持たせて3倍を少し超える月100GBくらいの容量があると良いそうです。

※ポートフォリオサイトに作品が多い人、複数のサイトで使う人は容量の計算に気をつけてくださいね。(私の場合、ポートフォリオサイトは複数サイト掲載で40MBくらいあります。)

契約した容量内で複数のサイトを作れますが、「WordPressで作るサイト数」や「使用できるドメインの数」などに制限がある場合があります↓。

②用途に適した「機能」があるコースを選ぶ

機能としては、処理スピードの速さ対応できるプログラミング言語、使用できるメールアドレス・データベースやドメイン(ドメインについては後述)の数バックアップ機能、無料SSL化(暗号化通信)の有無など様々な機能の違いがあります。

例えば、「WordPressを使ったサイトを使いたい」ならば、データベースを使用できるWordPress対応のサービスを選ぶ必要があります

ごん先生
ごん先生

このブログは有料のサーバーでWordPress対応のサービスにしてるよ。

③サポートの種類や充実性を見て決める

サーバーの不具合にきちんと対応してもらえるか、メール・チャット電話のサポートが充実しているか? 特に初心者にとっては、使いやすいサポートが充実しているサービスを選びましょう。

例えば、自分が運営しているショッピングサイトが急に閲覧できなくなったら、ユーザーが買い物できずに困るしサイトの信頼も収益も落ちてしまいますね!

★おすすめレンタルサーバーのサービス一例

ここからPRです。有名なレンタルサーバーサービスには、以下のようなものがありますよ。(50音順)

エックスサーバー

運用サイト数は250万件以上で、高速で安定性と高性能を備えたサーバー。「自動バックアップ機能」を標準提供・初心者でも安心の24時間365日メールサポート・電話サポートあり。
国内シェアNo.1 ※2023年5月

mixhost(ミックスホスト)

mixhost

90秒でWordPressサイトが作れる「WordPressクイックスタート」の機能あり。
WordPressの表示スピード/安定性/セキュリティで選びたいレンタルサーバー1位。※2023年3月日本マーケティングリサーチ機構調べ

ロリポップ!レンタルサーバー

一番安いコースで月々99円から利用可能(2023年8月現在)。WordPressの「簡単インストール」機能、カート機能、アクセス解析、Webメーラーなどのサービスもあり。初心者にやさしいサポートも充実。

他にもたくさんレンタルサーバーの機能はあります。詳細は各レンタルサーバーのホームページへ。

私はロリポップ!のライトプラン(月220円〜)にしました。理由は①価格が安かったこと②Wordpressの「簡単インストール」ができてデータベースを1つ使えること③後からプラン変更が可能だからです。

まとめ

サイト公開の前に、必要な容量機能サポート体制コストを考えることが重要。
色々なレンタルサーバーのホームページを見比べて、納得のいくレンタルサーバーを選ぼう。

こちらの「ドメイン」についての記事もおすすめです。

プロフィール
この記事を書いた人
いまみ&ごん

在宅Webデザイナーになった主婦です。前職は編集系の仕事をしていました。退職後にWebデザインの職業訓練校を経て、Web制作会社でアルバイトを経験。現在は在宅でバナー制作を中心にお仕事をしています。Twitterをフォローしてもらえると喜びます。

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