Webデザイン職業訓練で取得した資格合格法[Webクリエイター能力認定試験エキスパート・ウェブデザイン技能検定]

Webデザイン

Webデザインの職業訓練で取得した資格について、実体験をもとにまとめた記事です。
合格すると履歴書やポートフォリオに記載してPRできるので、Web制作初心者の人におすすめです。

Webクリエイター能力認定試験 エキスパート(HTML5)

Webクリエイターに必要とされる、Webサイト制作のデザイン能力およびWebページのコーディング能力を認定する試験です。公式サイトには、「累計受験者数16万人以上注1」「業界で最も受験者が多いWeb制作の標準資格」と書かれています。
※注1)公式サイトによると累計受験者は47,113名(2023年3月31日時点)

試験の特徴(エキスパート)

・知識問題 20分(4択選択式・20問)
・実技問題 ①テキストエディタ使用/110分私の訓練校はこれでした。
 または②Webページ作成ソフト使用/90分

パソコン上で問題文を見ながら受験。テキストエディタを使用の場合、
 →メモ帳(Windows)テキストエディット(Mac OS)を(推奨)指定される

レスポンシブデザイ※注2 対応の作業あり
・トップページにスライドショーを設置するサイトを制作
・知識問題と実技問題の合計得点において得点率65%以上で合格
・詳細は公式サイト

※注2)同じURLで、PC・スマホやタブレットなどそれぞれに見やすく対応したサイト

難易度 ★★☆☆☆(易しい)

「エキスパート」と書かれているから難しいのかな?と思った方、安心してください。実は試験対策をしていればとても簡単です。
公式サイトによると合格率は89.92%(2022年度平均合格率)
スタンダードよりもエキスパートの方が履歴書映えしそうですね。私の周囲では最初からエキスパートを受ける人が多かったです。

私が通っていた職業訓練の試験対策では、自習の時間もたっぷりありました。授業時間だけで過去問のテキストを4回繰り返すことができました。
過去問は動物園・病院・結婚式場のサイトなどの制作でした。

スマホ対応スライドショーを実装するので、実際に運用されているようなWebサイトを作る練習になります。しかも、パソコン上に表示される問題文の一部のコードをコピーして使えるのは便利でした!

私は職業訓練校(団体受験)で、授業でいつも使っているパソコンで受験できたので緊張しませんでした知識問題で(今は使われていない)FlashPlayerのことが出てきたのが意外でした。

Webクリエイター能力認定試験 エキスパートを満点で合格した画像
100点で合格しました

オススメ勉強法

「過去問題集」を2〜4回、飽きるほど繰り返して勉強すればOKです!(私が通った職業訓練校では下の画像の問題集を購入しました)。問題集には正解したら○、間違えたら×をつけて、バツが多い問題を中心に見直しました。同じ問題を何度か間違えていることがわかり、苦手な問題は試験直前に特にチェックしてました。

独学する人のために本を紹介します。

私が使用したWebクリエイター能力認定試験HTML5対応 エキスパート 過去問題集

知識問題は少しだけ運も必要かもしれませんが、実技試験毎年ほぼ同じパターンです。過去問の対策しておくと合格に必要な65%以上の得点率は取れます。ですが、過去問題の内容が古い情報だという指摘もありますので最新のWeb制作の動向もチェックしておきたいところです。

サンプル問題(公式サイトリンク)

公式サイトでサンプル問題が公表されていますので、興味がある人はぜひチェックしてみてください。
Webクリエイター能力認定試験は知識問題・実技試験ともにパソコン上で問題文を見ながら受験するので、サンプル問題をダウンロードして実際にパソコンで問題を開いて作業する練習が必要です。

ごん先生
ごん先生

過去問を何度か解いて慣れておけば、きっと合格できると思います。
受験する人は頑張ってください〜!

▼おすすめ本をPR

ウェブデザイン技能検定試験 3級

Webデザインの国家資格です(カッコ良い響き)。試験は実技試験と学科試験があり、ウェブデザインに関する知識・技能、実務能力等が問われます。

2級は「実務経験2年」や「3級合格者」など受験条件が厳しく、職業訓練中は3級しか受験できませんでした。

試験の特徴(3級)

・実技試験60分(大問6つから5問を選択して作業する)得点率70%以上で合格。
・知識問題45分(4択選択式・25問)得点率70%以上で合格。
・国家資格。合格するとウェブデザイン技能士の合格証書が発行される。

・大学などの受験会場で受験。初めて使うパソコンを使用(受験施設のパソコン)。
・実技試験では、指定されたテキストエディタから選択して受験。
 →OS標準インストールのアクセサリ(※メモ帳は非推奨)、サクラエディタ、TeraPad、Sublime Textが可能(今後変更可能性あり)。

・試験問題は紙に印刷されている。大問が選択式なので、全部を回答しなくてOK
・受験する年度の4月1日時点で35歳未満(34歳まで)だと受験料が減免される。
・詳細は公式サイトへ。

ごん先生
ごん先生

もし学科と実技の片方だけ合格した場合、2年以内であれば合格した方(学科or実技)の受験は免除されて不合格の方を再受験できるのが特徴です。

ちなみに、私が通っていた職業訓練校はサクラエディタを利用して受験しました。当日は試験会場のパソコンでトラブルがあって席を移動した人もいました。

難易度 ★★★☆☆(普通)

公式サイトの「よくある質問」によると合格率は
3 級 60-70%、2 級 30-40%、1 級 10-20%(年度や開催回により変動あり)です。

個人的には知識問題は簡単でしたが、実技試験はあまり自信がありませんでした。実技試験も選択問題なので、自分が得意な分野を選んで作業することができます。

個人的には、Webクリエイター(略)の試験よりも、こちらの方が難しく感じました。初めて使うパソコンは不安だったし、行き慣れない試験会場も緊張感があります。

知識試験は15分あれば十分で、多くの人が途中退席で帰っていました。点数は試験結果が非公表だったのでわかりませんが、無事合格しました!

オススメ勉強法

これも授業で配布された(購入した)公式テキスト問題集のみでOKでした。3回繰り返すと安心です。私が通った職業訓練校では、このテキストと問題集を使用しました。独学する人のために紹介します。(あまり本屋で売っているのを見たことがない本です)

私が使用した「ウェブデザイン技能検定3級」テキストと問題集(訓練校で購入&配布されました)たくさん書き込みました。

本の内容は全てモノクロ。わかりやすいように、自分で色ペン・蛍光ペン付箋をつけてポイントをわかりやすく書き込みました。

こちらも問題集には正解したら◯、間違えたら×をつけて、バツが多い問題を見直しました。バツの多い問題=苦手な分野がわかってきます。インターネット概論(OSI参照モデルとIETEの関係・プロトコル・ネットワーク・セキュリティ等)の問題は、ややこしい問題が多かったです。

▼PRです。市販の本であれば、こちらの問題集も。

サンプル問題(公式サイトリンク)

2022年3月から公式サイトで練習問題(オンライン・PDF)と過去問題が公表されていますので、力試しにどうぞ!試験対策のメニューからそれぞれ選べます。

▼ウェブデザイン技能検定公式サイト 試験対策のページ
https://www.webdesign.gr.jp/measures/

終わりに

上記2つの試験は難易度的にそんなに高くありません。Web制作初心者にとってはちょうど良いレベルなので、迷っている人がいたらぜひ挑戦してほしいと思います^^普通に勉強するよりも「試験に合格する」という具体的な目標があると、モチベーションが上がるのでは…?

その他、私はWebデザインの職業訓練でデータベースの資格であるAccess®ビジネスデータベース技能認定試験2級を取得しました(この試験は職業訓練生では受ける人はほぼいません)。この資格の詳細はこのブログの記事「Webデザ職業訓練⑥データベースの授業」に書いています。

この記事を見て受験した人が試験に合格するように願っています^^

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